ネット広告業界の現状

ネット広告業界の現状

昨年、一昨年と華やかに次々と株式市場に新規情報を果たしたネット広告業界関連銘柄ですが、日経平均株価が18000円に乗せている現在、これらの銘柄の株価は残念ながら不振を続けています。実は現在ネット広告関連企業の足元の業績はとても厳しいのです。

インターネット広告費の市場規模は今から10年前の16億円に対して、2004年には1814億円となりラジオ広告の数値を抜いたそうです。その後勢いはさらに続き、2005年度には2804億円となってます。今から3年後の2010年には5000億円を超えるだろうとの見通しも出ているようです。ネット広告業界にとって明るい未来が続くように思えます。しかしネット広告業界各社の株価は日々下がり続けているのです。以下に主要ネット広告企業の株価を掲載しておきます。

主要ネット広告企業(ASP)の株価(ヤフーファイナンス)

原因は意外なところに・・・

実はネット広告業界、全体の成長の流れが衰えたわけではないようです。世界で最も数が多いと言われている日本のブログサービス向けに対しては、コンテンツマッチ広告や、口コミレビュー記事の広告が順調に成長しているようです。実は原因は意外なところにありました。その他金融系セクタ(消費者金融、信販会社)に昨年から大きな激震が走っているのがその主たる原因です。

昨年、メディアで大きく騒がれましたのでほとんどの方がご存じだと思います。上限金利問題です。グレーゾーン金利が廃止の方向に向かった事で、今、その他金融セクタに属する金融関連企業は氷河期の状態になっています。過去に受け取ったグレーゾーン金利分の返還訴訟に備えての引当金の積み増しや、今後の金利低下による収益基盤の弱体化が懸念されており、各社共に生き残りをかけたコストダウンを強いられております。


実はその他金融業界がネット広告企業に多額な宣伝広告費を投入しており、今回のその他金融業界全体の氷河期の影響を直接的に受けてしまったわけです。私はサラ金やローンを全然組んでないから上限金利問題に関しては蚊帳の外だと考えていたのですが、その影響がネット広告企業を経由してポイント収集をしている私にも影響したわけです。ネット広告業界から広告掲載報酬を受け取るポイントサイト業界もこの影響を受けてしまっているわけなんですね。


最近、いろんなポイントサイトで改悪が続いており、利用する会員側の不正が理由の一つとして挙げられておりましたが、もっと大きな問題があったわけですね。ネット広告企業の収益モデルが金融業界に頼った収益モデルから幅広い業種からの収益モデルへ転換するまでの間、今しばらく我慢が必要になるようです。ネット広告業界全体の成長がストップしたわけではないので、いずれまた春の季節が来るのではないでしょうか?それまで地道にコツコツポイントを貯めましょう。